名づけによく使用される漢字でも、組み合わせ一つで斬新な名前を作ることができます。名づけにおいて意識するのは響きや画数はもちろん、人と被らない名前をつけるのも、親心の表れですね。
今回は、斬新だけど、どこか親しみやすい。そんな名前をピックアップし、男女別にご紹介していきたいと思います。その子ならではの個性際立つ名前を見つけるヒントになれば嬉しいです。
斬新だけど親しみやすい名前~男の子編~
桜介(おうすけ)
桜を用いることで、明るさや縁起の良さをイメージするこの名前。「桜のように人の目を引く存在感のある子に」という願いを込めることができますね。
また、介は、助ける気にかけるという意味を持っているので、「人のために動ける人に」「縁の下の力持ちとして周りの成長を後押しできる人に」という願いを込めて名付けることもできます。
栄純(えいじゅん)
栄はさかえていて、輝きや勢いがあるというポジティブな意味を持ちます。純はおだやかであるがままという、純粋なイメージを強く持ちます。
「天真爛漫で我が道を突き進む力のある人に」という願いや、この二文字が組み合わさることで「何事にもバランスの取れた人格の持ち主に」という願いを込めることができます。
武虎(たけとら)
武は勢いが良いという意味を持ちます。武士のイメージが強いですね。虎はとら、勇猛なものという意味を持ちます。また、決断力と才知の象徴でもあります。
男の子の名づけには入れておきたい”強さ”を象徴するこの二文字の組み合わせ。「何事にも勇猛果敢な精神で向かっていける子に」、「まわりを引っ張っていけるリーダーシップと決断力の持ち主に」という願いを込めて名付けることができます。
また、侍を連想させるような名前なので、外国人受けもよいのでは。
神楽(かぐら)
神は天の神。人知を超えたと尊い存在を意味しています。楽は音楽やたのしさ、満足いくことを表しています。名前に神が入ることで、厳かで幻想的な印象を強く与えてくれます。
「唯一の存在になれますように」「安らかな心でありつづけられますように」という願いを込めて名付けることができます。
また、大人気アニメ「鬼滅の刃」で出てくる火の神 神楽を連想する人も多いのでは。日本だけではなく、海外の人にも親しみ込めて呼んでもらいやすい名前かもしれませんね。
斬新だけど親しみやすい名前~女の子編~
多香良(たから)
多はおおい、重要であるという意味。香はかおりや心惹かれる様を表していて、良は優れているという意味を持っています。
心地の良い香りに包まれているような、癒しを感じさせられるような名前ですね。「持ち前の才能で人の心を掴める人に」「たくさんの優れた才能で人を癒せる人に」などの願いを込めて名付けることができます。
たからちゃんという響きが可愛くて珍しい印象ですね。その響きから”タカラジェンヌ”をイメージするので凛とした女性を連想させます。
千星(ちせ、ちほ)
千は数字の単位、非常に多い数を意味しています。星は夜空に光る天体、目標とするものを意味しています。
「たくさんの光り輝く才能を発揮してほしい」「幸多き人生となりますように」といった願いを込めて名付けることができます。光り輝く星空や、計り知れない宇宙の幻想的なイメージを持ちますね。
波音(はのん、なみね)
波はなみ、揺れ動くものの動きを意味しています。音はおと、声、音楽などという意味を持ちます。”はのん”という響きからピアノを連想する人も多いのでは?
「音楽を突き詰めて自分の波に乗れる人に」「自分の音を奏でられる人に」という願いを込めて名付けることができます。海外の人からも呼んでもらいやすそうな名前ですね。
笑瑠(えみる)
笑は喜び笑う、花が咲くという意味を持っています。瑠は美しい青色の宝石を意味しています。漢字の意味は双方ともに女の子の名づけにはピッタリの意味を持っています。
「どんな時でも笑いの絶えない人生を」「美しく凛とした存在感のある人に」という願いを込めて名付けることができます。笑う門には福来たるなので、縁起の良さを感じされられる名前ですね。
斬新な中にも、誰もが読めるような親しみのある漢字での組み合わせをチョイスさせていただきました。組み合わせ次第で、周りと被らない名前を作ることができますよね。ピンとくる名前や、何かのヒントにつながればうれしいです。