漢字で名づけ

「あか」を表す漢字「赤・朱・紅」の違い

「あか」を表す漢字は数多くありますが、代表的なのは「赤・朱・紅」です。どれも同じように見えますが、実は意味や色味に違いがあります。名づけに使ったときの願いも異なりますよ。

ここでは「赤・朱・紅」の違いを解説していきます。名づけの願いも紹介しますので、ぜひ参考にしてすてきな名前をつけてくださいね。

「あか」を表す漢字「赤・朱・紅」の違いとは?

」の意味と名づけの願い

」は赤色全般を示す漢字です。太陽や炎、血や果実の色を表しており、日本最古の色名だという説もあります。

そんな赤は「明るい」「明らか」が語源になったといわれており、あたたかさや陽気さを感じさせます。名前に使えば、明るく情熱的なイメージの名前になるでしょう。

赤という色の情熱的なイメージから、「赤」を使った名前には「どんなことにも真剣に取り組む熱意を持った人になるように」という願いがこめられています。

また、明るく輝く太陽から連想して、「大きくのびのびと育ってほしい」「周りの人に元気を与えられる人になるように」という願いもあります。

」の意味と名づけの願い

」は、黄色みを帯びた赤色を表す漢字です。漆の着色や朱肉、鳥居などに使われており、日本の伝統色として古くから親しまれてきました。

名前に取り入れれば、日本らしさや上品さを感じさせる古風な名前になるでしょう。

「朱」を使った名前には「知的で上品な人になるように」「情熱を秘めた人になるように」という願いがこめられています。

また「朱に交われば赤くなる」ということわざから連想して、「人にいい影響を与えられる立派な人になるように」という願いをこめるのもすてきです。

」の意味と名づけの願い

」は鮮やかな赤色を表す漢字です。紅花という花からとれる植物由来の赤色で、ほのかに黄色を含んでいます。

日本の国旗にも使われている歴史ある色として、多くの人に親しまれています。「紅」を名前に使えば、日本らしさも感じられますし、燃えるような赤色をイメージできる美しい名前になるでしょう。

「紅」を使った名前にこめられた願いは、「美しく華やかな人になるように」です。

もしくは「明るく鮮やかな人生を歩んでほしい」「誰よりも輝ける人になるように」という願いをこめて名づけてもすてきですね。